悲しいお知らせ
2007.05.28.
◆ZARD◆坂井泉水さん死去、突然の悲報に沈痛◆
がんで闘病生活を続けていた女性人気アーティストが、入院先の病院で死亡した。28日明らかになった人気ポップスグループ「ZARD」の坂井泉水(いずみ)さん(40)の早過ぎる死。
「負けないで」「揺れる想(おも)い」などさわやかなボーカルで、多くの人に親しまれた坂井さんに対し、音楽関係者やファンの間からは驚きの声とともに、悼む声が漏れた。
坂井さんは、人気グループ「ZARD」の顔として、1990年代以降の日本ポップス界に大きな足跡を残した。モデルなどの活動を経て、ZARDのボーカリストとして、1991年にデビュー。92年には、アルバム「HOLD ME」がミリオンセラーとなり、一躍、スターの座をつかんだ。その後も、「負けないで」「揺れる想い」「マイ フレンド」など、ヒット曲を連発した。市場調査会社「オリコン」によると「負けないで」は、総売り上げ枚数が164・5万枚に達した。
テレビ出演や取材を受けないことで知られ、またデビュー以降、長い間、本格的なライブ活動も行わず、その素顔はベールに包まれていた。所属事務所によると、坂井さんは昨年、デビュー15周年を記念し、ベストアルバム「Golden Best」を発売。今年秋には新作アルバムの発売、さらに3年ぶりのライブツアーを計画していた。ファンは、その突然の死に、一様に衝撃を受けていた。東京・渋谷駅のハチ公口前にある電光掲示板に、坂井さんの訃報(ふほう)を伝える速報が流れると、駅前に集まっている若者から驚きの声が上がった。友人と待ち合わせをしていた横浜市の女子大生(20)は「最近は本田美奈子さんを始め、若くして亡くなる人が多く残念」としんみり。埼玉県の女性(33)は、「信じられない。気持ちが沈んでいる時に『負けないで』を聞くと、頑張れました。テレビに出ることは少なく、謎めいた人でしたね」と話した。
東京・銀座では、職場の同僚と遊びに来ていた群馬県太田市の放射線技師・高瀬善章さん(36)が「同世代だし、よく聞いていたのでショック。中でも『永遠』というバラードはしんみりとしていて好きだった」とぼう然とした様子だった。
ZARDのプロモーションを行っている「リレーションズ」(東京都港区)の事務所前には28日、ファンのための記帳台が設けられた。入り口のテーブルには、ほおづえをついた坂井さんの写真が飾られ、たくさんの白い花が供えられた。同事務所によると、坂井さんが亡くなった時は、病室で両親ら親族数人がみとったという。通夜や告別式は密葬で行う予定で、ファンのためのお別れ会を検討しているという。
◆所属事務所のコメント◆
坂井さんの所属事務所が28日公表したコメントの主な内容は次の通り。
坂井さんは昨年6月から、子宮頸(けい)がんを患い、入退院を繰り返しながら闘病生活を送っていました。摘出手術により、一度は快方に向かったが、がんの肺転移が認められ、今年4月に再入院を余儀なくされました。主治医及び病院関係者の治療のおかげで、ここ最近は早朝に病院敷地内を散歩するまでになり、気丈にも体調回復のための日課としていました。
5月26日早朝、病室に戻る途中、階段(高さ約3メートル)を通った際、前日の雨により足を滑らせて転落、後頭部を強打したことが、直接の死因となりました。
昨年の15周年記念のベストアルバム発売以降、次の目標として、今秋にアルバム発売を予定し、3年ぶりのライブツアーを行う計画も進めていた最中でした。本人も今後の音楽創作活動には積極的で、病室でもスタッフと撮影などの打ち合わせを行ったり、歌詞を書きためたりと回復に向けて努力していました。その矢先の事故だけに、大変、残念でなりません。 |
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